嵐の二宮和也さんが結婚を発表しました。
なぜこのタイミングなのか
お相手はどんな人なのか
ネットやSNS上で物議を醸していますが、それは嵐が国民的グループ故の宿命なのでしょう。
国民皆が自分に関係しているかのように感情移入してしまうんで、これだけ大騒ぎしてしまうんだと思います。
SMAPが解散して以降、国民的なグループは嵐だけになってしまったように感じます。
天皇即位の奏祝曲、こちらも賛否両論いろいろ出てるみたいでしたが、私はこれを聞いたときに雅子さまが涙を流す理由がすごくよく分かりました。
歌の上手さではなく、嵐の雰囲気自体が柔らかで厳かなあの場をつくりだしていたのだと思います。
きっと今あの場であの空気をつくりだせるのは嵐しかいないんだろうなと思います。
奏祝曲を聞きながら
「この場に立っているのがSMAPだったらどんな感じだっただろう」
そんなことを考えました。
SMAPも嵐もどちらも国民的グループだとは思いますが、その背景が全然違います。
SMAPは1つの時代をつくったと思います。
アイドルなのにお笑いができる。
歌にバラエティにドラマに司会業に、アイドルがあれだけマルチに活躍するようになったのは完全にSMAPのおかげだと思います。
とにかく皆がSMAPに夢中でした。
何をやっても面白くてカッコよくて様になる。
エンターテイメントとしてのテレビ全盛期をつくりだしたのはSMAPなんだと思います。
SMAPがいなければこんなにテレビが面白くなることはなかったとさえ思います。
それに対して嵐にはSMAPのような強烈な個性やカリスマは感じられませんでした。
もちろんカッコいいし面白いけど突出してるわけではなかった。
SMAPと比べたら何か物足りなさを感じてしまう。
それが嵐の印象でした。
けれど、嵐というグループにはグループとしてのまとまりや爽快感がある。
嵐の歌は気持ちをキュンとさせてくれたり、心地よくさせてくれる。
多くの世代の心にピタッとはまったと思います。
強烈な個性がないから飽きもこない。
誰からも不快には思われない。
まさに嵐は時代に選ばれた特別なグループなんだと思います。
平成の時代にあのポジョンでハマることができたのは嵐しかあり得ないんだと思います。
SMAPも嵐も背景こそ違えど、皆の心と記憶に残る国民的グループです。
SMAPが解散してしまったときものすごく寂しい気持ちになったし、嵐もまた活動休止となると心にポッカリと穴が空いたような感覚になるんだろうなという予感があります。
きっとこんなに特別な国民的グループはSMAPと嵐以外にはもう出てこないんだろうなとそんな予感もあります。